- ケイ素の量が過剰の時は肝臓がそれを蓄え、不足の時は別の器官から引き出されます。またミトコンドリア内にはケイ素顆粒が見られます。⇒ 体内エネルギーの組成にはケイ素が必要
- 人間、草食動物および雑食動物は、必要ケイ素の大部分を植物性食物から摂り、わずかな部分を飲み水から摂取します。麦芽中に含まれる大麦外皮のおかげでビールは事実上水溶性ケイ素化合物の飽和溶液となります。またケイ素は脂質の堆積を妨げ、血管壁の浸透性を正常にしてその弾性を強めます。
- 菜食主義者は肉食の人たちよりもはるかに多いケイ素を摂っています(彼らの血液中のコレステロール含有量が著しく減少するのはその為と考えられます)。⇒ 菜食主義の薦め
- 飲み水中のケイ素の濃度と心臓血管症の罹患率との間には逆の関係があり、ケイ素量の不足は動脈硬化症の病原因子であると言われています。またケイ素とカルシウム間の密接な関係は、子供の骨格の形成と歯の生えそろいや骨折の治癒にケイ素が顕著に影響します。哺乳動物の胎児には多量のケイ素が含まれています。そしてリュウマチに随伴する様々な病気に対しては、ケイ素とカルシウムとの平衡が損なわれている、とみられています。また皮膚と動脈および骨組織中のケイ素含有量や器官による同化力は年齢と共に減少し(特に女性:骨粗しょう症の原因)、このことは老化過程と密接な関係にあります。
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y(*^^*) (木曜日, 28 4月 2016 23:04)
ケイ素なにもの⁈